ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

【呪術廻戦】五条悟が最強なのか、最強が五条悟なのか

五条先生について考えていたこと。
下の記事で少しだけ触れたことの続きでもあります。

suminotosyo.hatenablog.com

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夏油さんも問うていた「五条悟が最強なのか、最強が五条悟なのか」問題。
問いの主旨とは絶対ズレていそうですが、考えてみました。

 

自分は前者、「五条悟が最強」だと思っています。
先生の何が最強かって、生まれ持った力ももちろんですけれど、一番は「感情の薄さ」な気がします。
とはいっても喜怒哀楽はもちろんあって、おいしいもの食べれば嬉しいし、親友と離別すれば悲しいし、教え子が傷つけられればぶちギレる。でもいつまでも引きずらないというか、切り替えが早いというか。
夏油さんのことだって悲しかったでしょうけれど、同時に「過ぎたことはしょうがない」とも思っていそうで、この感情の薄さ? 切り替えの早さ? が一番彼の化け物じみたところだと思います。

もし自分が死ぬってなった時も「あ、死ぬなこれ」「あとは皆よろしく、バイバイ」くらいで終わりそうで、想像するとちょっとゾッとする。何事にも執着しないと言えばいいのか……。

 

人って、あまりにも何も持っていないのもやるせないけれど、逆に持ちすぎていても大変だと思うんです。
強大な力を持っていて、でもそのことを恨めしく思っているふうではないのが、五条先生が一番「最強」なところではないかと。ふつう、親友を遠ざけてしまうような力を持っていたら「こんな力いらなかった」って嘆くよ……でも先生はきっとないんだろうな。

生まれつきの力云々の前にメンタルが正しく化け物だから、化け物じみた力を持っていても生きていられるのではないかと。まさに適材適所。

だから五条先生が最強なのは、生まれ持った力よりもまず先に「先生の性格」「本質」が寄与しているのではないか。そう思ったので、自分は「五条先生が最強」と言えるのでは、と考えました。

 

感情のふり幅が少なさそうゆえに、彼は死んでも呪いにならない気がします。何事にも執着しないし、自分の感情を持て余すこともない。

だから、そんな彼がもし死に際にはちゃめちゃに情緒かき乱されて呪いになったとしたら相当なものになりそう。それこそ宿儺級の、手に負えない代物になるのではないでしょうか。
ちょっと見てみたい気もします(!)が、でも彼のボルテージをそんなに上げることってなんでしょう。想像がつきません。

なんとなく、宿儺を抑えるために「五条悟を蓋役の呪いにしてしまえば?」とか九十九さんあたりが言い出しそうで、ちょっと怖いなと妄想しました。