ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

【FE風花雪月】金鹿プレイ感想⑤地獄さ行ぐんだで!

第2部4月までクリアしました。シナリオがプレイヤーを殺しにかかってきています。
以下、3月・4月のネタバレあります




ということで行ってきました、地獄もといグロンダーズ平原!
グロンダーズ平原といえば学校の一大イベント「鷲獅子戦」が毎年行われている生徒たち&教師陣の思い出の場所です。「鷲獅子戦」に「鹿」が入ってないの今も納得してないからな。

それはさておき、進軍先といいタイトル「鉄血の鷲獅子」といい、ここまで嫌な予感しかさせないのがすごいなって。ヒルダさんもめっちゃフラグ立ててくれてましたし。やさしー(棒)

案の定ひどかったです。
学校の一大イベントが代々行われてきた場所を、本当にOBOGたちの血で染めるとか正気か?ムービーや人の采配も5年前の鷲獅子戦とほぼ同じなのに、行われているのはお祭りではなく殺し合い。

この「5年前とほぼ同じ」な演出が悲惨さを駆り立てていると感じました。行っているのは3つ巴の戦いで鷲獅子戦と同じ状況なはずなのに、それぞれの立場も変わってしまっている。
5年前の状況と瓜二つにもかかわらず、いや瓜二つだからこそ「あの頃には二度と戻れない」感がすごかったです。ほんとひどい。


ひどいといえばディミトリ。ふつーに生きてましたね。生きてるとは思ってたものの、あっさり出てきたので驚きました。もうワンクッションくらい何かイベントがあるのかと。彼の死亡説はいったいなんだったのか。王国軍側の策略?

金鹿組と青組が対立する理由が思いつかないので、タッグ組めばいいのになーと思ってました。でもディミトリ、ぜってーこっちの話なんて聞きゃしないよ……と思ったら案の定。口を開けば「殺!」「首!」で、FGOヘラクレスの方がもう少しコミュニケーションとれる気がします。
自軍が倒されても一切何も言いませんし。エーデルガルトさんは逐一コメントしたり労ったりしてたのに。


そういえばエーデルガルトさん、なんかしれっと紋章2つ着けてましたね。しかも片方は炎の紋章。ちょっと陛下どういうことですのォォォ説明してくださいまし!

クロードは圧かけてくるし。そういうとこやぞ。



元生徒たち(とプレイヤー)の心身にいろんな爪痕を残したグロンダーズ戦。かと思えば、自軍の結束が強まる勇気づけられるシーンも挟まれ、シナリオバランスがうまいな~と感じました。飴と鞭を使い分けられている……。

マリアンヌさん成長しだねぇ゛!!(涙)ここでのヒルダさんとのやりとりがすごく良いです。2人ともマブダチって感じがよい。

あと5月上旬に次の作戦を考えているとき、ラファエルの「オデ、食い過ぎたかな」に爆笑しました。ラファエル、普段はきんにくー!パワー!!とふわふわなのに、ときどきハッとすることを言うのが尊敬します。

すっげぇわかる!と思わずガッテンガッテン。続く「それなのに避けられねぇのは、何でだろうなあ?」「戦争って、そういうとこが嫌いだぞ」に考えさせられました。



最後にもう少しだけ、ディミトリおよび青組について。
青組にいたのはドゥドゥーの他に、シルヴァン、メルセデス、イングリットさん。出てきていないだけで他のメンバも組しているのかもしれません。
正直、あの状態のディミトリにみんなよくついていったなと。途中で見限ることもできたでしょうに。でもこれだけのメンツがいても、誰も狂化状態のディミトリをどうにもできなかったんだなと思うとなんとも言えない気持ちになります。

あとグロンダーズ戦後、ヒルダさんが教えてくれた目撃情報がめちゃめちゃ悲しかった。プレイヤーが直接見たわけでなく、人伝に「こんなだった」とだけ聞くのつらいし悲しい。
ドゥドゥーはこれからどうするんだろう……できることなら「うちに来ないかい?」とスカウトしたいです。戦闘中、魔物相手にタイマンはってて笑ってしまいました。攻撃ぜんぶ弾いてたの強い。あと前々回の感想で名前まちがえててごめんなさい。
この顔(↓)を見てると、さらなる悲劇を生みそうでこわいです。

青組の人たちは義理堅いのかもしれません。今は自軍にいる元青組のフェリクスも、グロンダーズ戦後はやや感傷的でした。

あ、君そういうこと言うんだ……と失礼ながらちょっとびっくりしてしまいました。戦いと自分を鍛えること以外、興味ないと思っていたので。

フェリクスとディミトリの距離感もよくわかりませんけど「親友」というくらいです。移籍しなかったら今頃、フェリクスは王国軍としてグロンダーズ戦にいたかもしれません。
そう考えると、彼をスカウトしたのはよかったのか悪かったのか。ディミトリにとっては悪かったのかも。でもフェリクスには悪いですけど、ディミトリはたぶん先生(主人公)じゃなきゃ止められないぜ?とも思う。本当かな!?


先生がいったいどのようにしてディミトリをつなぎとめる(?)のか気になってきました。あとだんだん彼が気の毒に思えてきたので、次は赤組じゃなくて青組の担任になろうかなーと考えています。いや「同情するなら首をくれ!」ぐらい言われそうですけど。

悲劇の山場は(たぶん)越えたはず……なので、あとは粛々と対処していこうと思います。2部はいったい何月まであるのか。これ以上ひどいことが起こらないことを祈りつつ。