ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

【FE風花雪月】感想27:黒鷲ルート開始

金鹿、青獅子ときて、ようやく黒鷲ルートに入りました。今は9月頭にいます。
いろいろと思うところがあったのでキャラクター周りについて綴ります。以下ネタバレあり。



男性主人公で始めました。
灰狼組も含めほぼ全員スカウト済み。コナン塔の賊もといシルヴァン兄を討伐し、ただ今絶賛フレンを捜索しています。

黄・青組のシナリオが6月あたりからエンジンかかってきたのに対し、黒鷲はわりとスロースタータな印象。しかし8月に入ったあたりからようやく物語が動き出しました。

ウワァー!せつねェー!
この時点では支援情報も解放されてなく、何が彼女にこう言わせたのかははわかりませんでした(今はC+まで解放済み)。ただ黄・青ルートの内容も踏まえるともう、胸をかきむしられるというか。きっとずっと寂しかったんじゃないかと想像。

エーデルさん、端々から「これくらいできて当然でしょう?(だって私よ?)」といった矜持がにじみ出ていらっしゃる。実際高い能力を持っているし、それに甘んじず努力もしてきたのでしょう。
ただなんかこう、ところどころ人とつながりを結びたがっているように見えるというか。一人きりで進む覚悟も力もあるけれど、それでも誰かに見守っていてほしい、できれば一緒に歩んでほしい、みたいな寄る辺なさを感じる。

だからヒューベルト、君が本来やるべきは主の協力者を一人でも多く増やすこと、そうして主の精神的・戦闘的支えを作ることだ……!けして主人公を脅したり暗殺を仄めかしたりすることではないと声を大にして言いたい。
いいか、どんな手を使っても主人公を落とせ!落とすんだ!とも念じてました。暗殺考えてます☆とか本人に言ってどーするのと。先生そんなふうに教えた覚えありません。

まぁ暗殺うんぬんは冗談半分、本気半分なのでしょう。自分で言ってて「半分は本気なのか……」と若干落ち込みましたが、ヒューベルト自身もきっと主人公と戦いたくないはず。
アランデル公に似ていていまいち信頼できないが、敵にするにはめんどいし、頼りになるのもたしか。だからけして裏切ってくれるなよという牽制なのだと思います。


話は変わって、エーデル父がどんな人なのか気になります。
現皇帝……なんだよな?今まで話に上らなかったのであまり存命という感じがしません。
権威を剥奪され、国も民も妻も子供も奪われて(奥さんは何人かいそうですが)。たくさんのものを取り上げられ、いったい何が残っているのか。
失うものが少ない人ほど強いと思います。また皇帝になれるほどの気概を持つのであれば、今はどんな心持ちであるのか。心中を想像するとものすごくおそろしい。
精神的にかなり強い人であることは間違いないのでは。ビジュアル含め、出てくるといいです。



この台詞を聞いて、青獅子ルートの2国会談で彼女の言ってたことがようやくわかりました。女神が授けたという紋章がもたらす不平等と、それがまかり通る今の世のシステムをぶっ壊したいということなんですね。
この考え、けっこういろんな人の共感を得られるのでは。リシテアさん、ハンネマン先生も同じようなこと言ってましたし、ドロテアさんやリンハルトも。あと紋章の有無で振り回されたといえば、マリアンヌさん、グリットさん、メルシーさん、シルヴァンなどなど。

ディミトリやクロードにも話が通じると思います。特にディミトリは、エーデルさんが受けた仕打ちを聞いたら血管数本ブチ切りそう。本人が引くくらい怒り出すのでは。
「どのようにシステムを変えるか」という手段・方法面で衝突することはありそうですけど、基本的に級長3人は考えを共有できるはず。
ゴリラと鬼神が味方に付いてくれたら鬼に金棒なんですが。ヒューベルト頑張ってくれないかなぁ。
修道院組にも話は通じる気がします。基本的に「善」の人たちですし、主人公にはソティスが憑いてますし。
なのになぜ2部で殺し合ってるのか。わからない……わからない……と頭を抱えてしまいました。


とりあえず学級の垣根を越えて支援値を築くべき。
灰狼組も合流し、黒鷲ファースト灰狼セカンドという優先順位で支援値を解放しています。

ユーリス・ベルナデッタのペアがヤバかった。不思議な組み合わせの2人だな~、でもベルさんはフェリクスとも支援値あったから同じような感じなのかな~なんて思ってました。
甘かったです。まさかの関係性に驚いたし、滾りました。幼なじみは健康にいいって古の書物にも書いてある。
ただユーリス側は事情を抱えてそうで、明かされるのがちょっと怖い。「おまえに近づいたのは目的があったからだ」とか言われたらどうしよう。まぁニュアンス的にはきっと「自分がヘマして追い出されたのだ」ってとこでしょうが。そうであってくれ。

あとドロテアさんとユーリス/ヒューベルトもよかったです。
ドロテアさんは人の呼び方がすごくかわいい。「ユーくん」「ベルちゃん」「グリットちゃん」などなど。わりと短縮しがちなのにフェリクスのことはちゃんと「フェリクスくん」なのがツボを押さえているなと。
ヒューベルトへの「ヒューくん」呼びも、期待してただけにありがとうございます……と昇天しかけました。2人の支援Bもすごくこう、よかった(月並)。

ヒューベルト、本当に他の人と支援値築けるのか疑問でした。ちょっと笑いのツボがよくわからないし、主人公のこと目の敵にしてきますし。でも見ているとわりと常識人っぽい……?
おベルさんのこともちゃんと気遣ってますし(?)。むしろけっこう相性がいい2人なのでは。
というかおベルさんがガッツありすぎ。もともとは快活なタイプだったのでしょう。スパッツ着用というキャラデザが不思議でしたが、内に秘めてるエネルギーや活動性を表してるのかなと思いました。

あとリンハルト、ハピの支援B。けっこう重要なことがサラッと明かされていて目を剥きます。
”夜を呼ぶもの”って誰だろう……セイロス、インデッハ、マクイルの別名は出てきているので、残るセテスさんかフレンのことっぽい。でも違う気もす。
基本、灰狼組は本編に絡まないため、支援情報でいろいろ明かされるのかもしれません。ユーリスとバルタザールも意味深な会話をしていましたし。たのしみ。


いろいろ楽しみではあるものの、気がかりなことも。
スカウトできない人たちがいます。カトリーヌさん、ツィリル君は仕方ないとして、ヒルダさんができないのはなぜ……?
ヒルダさん、金鹿組で1、2を争うほど戦いたくない&倒したくありません。だから今ちょっと、いやかなり鬱々としてます。実際戦うことになったら咽び泣くかもしれない。

でもスカウトはできないのに、彼女の落し物は拾えるという謎仕様。落とし物コマンド出ない(返せない)のに。逆にカトリヌさんとツィリル君は落とし物は返せる。すごく謎な挙動をしています。
落し物は持ち主に返したい派なので、アイテムが溜まってくの地味にストレス。バグではないと思いますが……。もう少し様子を見てみます。