ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

対人恐怖症かもしれない

とわかった話。
ここ2~3ヵ月くらいのことです。

必要があって関連本を読んでたところ、なぜかふと「これ私のことじゃね?」と気づきました。
それまでもさんざん勉強してきたし本も読んでいたのに、なぜ今になって急に腑に落ちたのか。謎。突然こういうことがあるから人生っておもしろいよな~とも思います。


対人恐怖症、最近の言い回しだと社交不安障害。
どういったものかというと、人と接する際の不安や恐怖が大きすぎることから、日常生活に支障をきたす障害です。
「大勢の前でスピーチ」や「初対面の人と話す」ときは緊張したり、不安になったりすることは誰しも経験があると思います。ただその不安や緊張が強すぎるあまり「日常生活がままならなくなる」と障害といえるでしょう。
「人と接することそのものへの恐怖」というよりは「恥をかくのではないか」という予感がそもそもの発端で、どんな場面が苦手かは人によりそれぞれ。大勢の前でのスピーチは平気だけれど人に見られながら文字を書くのはダメとか、レストランなどで食事をするのが耐えられないとか。
あとよく聞くのは、顔が赤くなっていないか気になって仕方ないとか、汗が止まらなくなるとかでしょうか。

自分の場合、人の目が気になります。道を歩いて知らない人とすれ違うのもですし、人がたくさんいる教室も苦手。ただ不安や恐怖を感じつつも過ごせないことはないため、どうにかこうにかこれまでやってこれました。
「緊張しいだな~」という自覚はあったものの、そこまで強い不安だとは捉えていなかったです。なにせ人生の半分以上をこの状態で過ごしていたので。この状態がもうデフォルトというか。
それが何かの拍子に、自分がいだく不安感ってけっこう強いのでは……?もしかして障害並みなのでは、と気づいたのが約3ヵ月前。どうして突然気づいたのかは本当にわかりません。
さらに「20人以上がいる場所だと緊張しすぎてポンコツになる」としみじみ実感したのが3週間ほど前のこと。

あまりにも強すぎる緊張具合と、今まで気づかなかった自分に対しちょっと笑いそうになりました。なんで今になって、というよりむしろ「なぜ今まで気づかなかったのか」が不思議かもしれません。


それであまりのおもしろさから、同居人(パートナー)と職場の人数名に話してみました。すると思った以上の反響があってこれまたびっくり。
笑い話になるか「へぇ~」くらいの反応と思ってましたが、わりと心配(?)されています。また人と話す中で、自分が他の人の目にどう映っているか、どんな人だと思われていたかもわかってきました。

自分の予想と実際の反応とのギャップから、見えてきたこともあります。
その多くは家庭環境、つまり生い立ちで、少し特殊な環境で自分は育ってきたのでは……と思うに至りました。「特殊な」というのはネガティブな意味です。
そんな環境を作ったのは主に親で、その親さえも特殊な育てられ方をしただろうことが容易に想像できる。その親の親ですらまた……と考えると、自分の代で気づけたことは幸運かもしれません。


ただここまで気づくのにおそらく10年はかかっているのが恐ろしいところ。
しんどいままなのも嫌ですし、これからの身の振り方を真剣に考えなくてはなぁと思うなどしました。