ほねぐみ

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【FE風花雪月】感想30(黒鷲):第1部1月~1部クリア!

黒鷲ルート、第2部目前までこぎつけました。
以下ネタバレも甚だしいです。主に1月からのストーリー展開について。



だいぶいろいろ阿鼻叫喚。
まず2月の散策時にエーデルさん発見~と近づいたら突然の暗転演出。

なんの心構えもなかったのでどっきりどっきりドンドン、帝都にお出かけ誘われたらどーする?(行っちゃおう!)ってことで付き合いましたアンヴァルへの旅。

そしてこれまた唐突に登場するオトン。「病気(か何か)でやせ細ってる」というのは想像通りでしたが、もっと目だけがギラギラしてるのかと思ってました。

どちらかというと「弱々しい」や「優しげ」寄り。ただ力強さもあって、陰気すぎず弱々しすぎずちょうどいい按配。キャラデザがほんと絶妙だなといつも感心します。
唯一となってしまった父子は、継承のときそれぞれ何を思っていたのか。短いやり取りの中に2人の関係性とか思いが凝縮されていて、なんだかジーンとしてしまいました。


あとから調べたところによると、ここと2月出撃後の選択肢でルート分岐するみたいですね。まさかの2段構え。
2月出撃でフツーにエーデルさんと戦うことになったため「何か選択まちがえた!?」「あのとき一緒に帝都行くべきじゃなかった!!?」とだいぶ混乱してました。ヤメテホシイ紛ラワシイコト。
そんなこんなでびっくりびっくりビンビン、エーデル斬りなとレア様言うけど いーよね!(だが断る)して、大修道院と戦うルートに。

ヒューベルトの言葉にぎゅわわわわと謎の悲鳴を上げたり、

レア様こっわ……となったり。忙しかったです。

レア様まじめに怖い。すこぶる怖い。
たぶん「エーデルガルトを斬る」を選択をしたら、大修道院に組することになるのでしょう。ただこのレアさんを見ちゃうと、可愛い教え子と敵対してまでつく気になれない……彼女もアルフさんと同じメンタリティなんよ。
でもエーデルさんの言う「大司教(セイロス教)が人々の本来あるべき姿を歪めている」という主張に全面賛成はできません。半分あってて半分間違っていると思。これはソティスを見ているからこそ言ってることですが。

レアさんの「あなた『も』」「失敗」という発言を聞いたら、カトリヌさんやツィリル君は何て思……いやなんも思わないなきっと……でも少なくともセテスさんは考えを改めるのでは。
そう思ってた時期が私にもありました。
3月の戦いを見るかぎり無理そうですね。あんなにブチ切れてるセテスさん初めて見た。怒り方が想像をはるかに超えていて「エーデルさんにだってこんな怒んなかったのに」と理不尽に感じました。遺産を返せぇぇぇ!!!と追跡されなかっただけマシと思いたい。


少し話は戻って、3月出撃前の仮設場にて。
青・金からスカウトした人が揃ってるか、思わず確認してしまいました。一抜けしてることに気づかず、戦場で敵ユニットとして出てきてあ゛ー!と叫ぶのは勘弁願いたいので(経験済み)。
ちゃんと揃ってて一安心。むしろシャミアさんアロイスさんすらいたことにびっくり。マヌエラ先生やネマン先生はついてきてくれると予想してたものの、まさかお2人もとは。アロイスさんが義理堅すぎて足を向けて寝れません……。

生徒たちもみんな、主人公を追って大修道院を飛び出してきてくれたのかと思うと胸アツ。と同時に巻き込んでごめんという気持ちもしみじみと。
それぞれ自分が選んだ道とはいえ、半ば引きずり込んだようなものです。だいぶ不安そうなのも申し訳なかった。
ただ不安の度合いもクラス色というかお国柄が出ていておもしろかったです。「しょーがない」って感じの帝国組と、わりとのほほんとしている同盟領組。比べ、王国組の悲壮感がハンパなかった。
特にシルヴァン。彼の怖がり方、腹の括り方が一番しっくりくるというか、切実さを感じました。幼なじみ3人でくっついてればいいのに。

アッシュ君、アネットさんにも少し思うところはありました。アネットさんは、ギルベルトさんと接敵させたら特殊会話発生するのかなーとか(接敵させませんでしたが)。
女神への信仰と家族、どちらを取るか訊かれたらギルベルトさんはなんて答えるんでしょう。気になります。


金・青ルートで通ってきた大修道院防衛線、攻め入る側だとストーリーこうなるのか~というのが興味深かったです。
まずタレスが出てこない。魔獣もいない。ディミトリは捕まらないしレアさんも逃走。

これたぶん、主人公(と仲間たち)が加入したからこその弱体化(?)だと思うのですがどうだろう。エーデルさんが手段を選ぶようになって非道な方法は避けている感があるし、レアさんディミトリを逃してしまったのは消えた主人公の捜索に力を入れたからでは。主人公、足引っ張ってない……?
彼女の目指す道を思えば「弱くなった」と言えるかも。ただエーデルさんの精神衛生上はみんなと一緒にいる方がいいのでしょう。生徒たちとの支援情報を見ていると強くそう思います。

エーデル/リシテアの支援Bにめちゃめちゃ心打たれました。
エーデルさんにとってのリシテアは「生き残ったかもしれない他の兄姉弟妹」に等しいのかと思ったら目から汁が……。
もちろん2人は血のつながったキョーダイではないものの、ともに生き延びた同士であり同胞では。「今度こそ失わない。守ってみせる」と思ってくれてたらいいです。


これから第2部に入ります。シナリオがどうなるかはもちろん、ディミトリはやはり狂化しているのか、死神騎士は仮面を脱ぐのか、パトリシア様の話やアランデル公は出てくるのかなど、気になることがさまざま。
これまでの話を補完する、新しいエピソードが聞けることを願います。