ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

【リンバスカンパニー】WARNINGいっぱいな買い切り風ソシャゲ

limbuscompany.jp

www.youtube.com

12人の囚人たちを乗せ走るバス。記憶喪失の主人公が、囚人たちを束ねる「管理人」となって各地を巡る話。


2月27日のリリースから早1週間。ようやくシステム周りにも慣れてきました。
最初はどこに何があるかわからないしバトルシステムも意味不明だし、そもそもタブレットだと落ちる!大技使うとアプリが落ちる!と満足に遊べない状態でした。
PCとスマホに切り替えたら安定したので、自分のタブレットのせいだと思います。けっこう古いので。でもサクサク動かないのは多分その通りだと思……。

内容はタイトルのとおり「limbo」と「bus」を掛け合わせた、辺境をめぐる楽しいバスツアー。
冒頭で主人公・ダンテは記憶喪失となり時計頭になってしまいます。その謎を追いつつ「黄金の枝」と呼ばれる超レアアイテムを回収。また戦闘員である12人の囚人たちが、なぜここにいるのか、彼らの過去に何があったのかも明かされていきます。

今作は単体でも楽しめますが、1作目『ロボトミーコーポレーション』と2作目『ライブラリー・オブ・ルイナ』のちょうど間のお話(?)みたいです。
なので両作を知っていればより一層楽しめるという。ただ自分はほとんど知りませんが特に問題は感じません。「きっと知っていたらここでより沸き上がるんだろうなー」くらいです。


おそらく会社が初めて制作したソシャゲということもあり、UIはまだまだ改良の余地ありといった印象。バトルシステムは独特ですし、100回は言われてるでしょうが最初のピックアップガチャはGオジじさん。

なぜそのチョイスなの……?とは正直思う。美女も美少女もいるのに、トップバッターは虫の(腕を持つ)オッサン。だが嫌いじゃない。
人を選ぶゲームであることは間違いありません。

ただこれもたぶん何万回と言われてるでしょうけども曲がいい!バトルBGMがいいって大事。戦闘でテンション上がります。ストーリー周りの曲もどれもよい。
バトルシステムも最初は何が起こっているのかよくわかりませんでした。ただなんとなくだんだんコツが掴めてきたのと、あと2章終了して解放された特殊ステージが楽しすぎます。「バトルが楽しい」も大事な要素だなと。

肝心のストーリーは、初っ端から血みどろフィーバーで癖はあります。なかなか陰鬱な展開もありますし。警告文いっぱいですし。
ただキャラクター同士の掛け合いが楽しく、ギャグ要素も満載。映画『キル・ビル』が好きな人なら、きっと気に入るんじゃないかな~と思いました。
シナリオの緩急のつけ方が絶妙です。0章、1章もおもしろかったですし、2章もさらによかった。これから3章に入るので楽しみです。

あとこれも散々言われてるでしょうが、スチルがめちゃくちゃ多い。スチルのみならず背景もガンガン変わります。おかげで状況がよくわかるのでありがたい反面、イラストレーターさんが心配になるレベル。
これまで買い切りゲームを作っていた名残でしょうか。いろいろな面でソシャゲっぽくない、なりきれていないソシャゲだと感じました。この「なりきれなさ」がびみょ~な趣きを醸し出している。改良してほしい面もあれば、このままでいてほしい面もあります。

とりあえずピックアップ中のGオジは引けませんでした。ただ銃のリロード方法を知らないウサギさん(見た目ヤンキーな幼女)は来てくれました。キャラの独特さよ……。