ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

【FE風花雪月】青獅子3周目プレイ感想21 外伝の正体見たり枯れ尾花

青獅子ルート、第2部3月に入りました。

タイトル通り外伝についてと、あとストーリーについて。アネットさんについても綴ってます。以下ネタバレあり




メルセデスカスパルの外伝をクリアしました。
いつもわりとスクショを撮るのですが、よくわからんうちに始まり終わったので何も撮れていません。残ったのは「メルシー弟はツンデレ」と「愛用の鎌くれた」ということのみ。
しかしうちのカスパル、槍使いじゃないしな……というかそもそも槍が得意技能じゃないな?一体なんだったのでしょう。

このイベント、メルセデスカスパルの2人揃わないとたぶん発生しないんですよね。2者間に支援値があるわけでもないのにどういう選定なのか。不思議です。レオニー・リンハルトの外伝も相当不思議でしたが。
おまえもよくわかんねぇな~って言えるカスパルの感性がふつうで良い。安心します。こういう安心感からカスパルが相方として選ばれたのかもしれません。

そしてあっさり暴かれた死神騎士の正体。彼については黒鷲ルートで何かあるんじゃないかと思っていたので、なんだか大事なパートを先取りしてしまった気がしてなりません。正規ルートをショートカットしてしまった、みたいな。
けっきょく最後まで仮面脱ぎませんでしたけど、本当に弟さんなのか。死神騎士=メルセデス弟はいいんですけど、死神騎士=イエリッツァ先生はなんとなく違うような気がします。メルセデスと弟、そしてイエリッツァ先生の外見と推測年齢からそう思うのかも。


シナリオは、2月進軍が終わり3月に入りました。
グェンダル将軍とのやりとりが思ったよりあっさり終了。元王国サイドだからもう少し何かあるのかとばかり。ディミトリも討伐に躊躇いませんでしたし、あっさりしていることが逆に哀愁を誘います。
いや今以上の憂鬱さがほしいわけではありませんが。ただでさえ青獅子はギスギスして重ためなので、これ以上はノーサンキュー。

ちょっと話は変わって、ドゥドゥーの代わりにギルベルトさん加入はうまい作りだと思ってました。
金鹿と違い、級長のディミトリが正常に作戦立案できないからその代役。またディミトリ全肯定従者に代わり、ちゃんと苦言も呈してくれるという。作戦面でも精神面でも、年長者としてディミトリをサポートしてくれるのがありがたいです。
ただ少しパワー不足も感じていました。ギルベルトさんだとディミトリの負のオーラに呑まれてしまいそうで。踏ん張り切れず2人で落ちてしまいそう。
だからロドリグさん加入がありがたい。圧倒的陽ノ気~感謝~となりました。


ロドリグさん、現ディミトリを見て「存外元気そう」とはなかなか肝が据わってらっしゃる。言うべきこともちゃんと言ってくれるし雰囲気明るいし、頼もしいかぎり。
しかし実子相手だと途端にキョドりだすの、なんなんでしょう。

FE界の父親たち、自分の子となるとよわよわになるのなんなん……?みんなそれぞれ格好いいのに。「実子相手だとタジタジになる呪い」にでもかかっているのか。

この辺のフェリクスのコメントがいちいちおもしろかったです。「領地はどうするつもりだ」っておまゆう。アラドヴァル奪還についても、親父殿の苦労を慮るあたりやっぱりいい育てられ方をしているなと。
「親父殿」という呼び方がずっと不思議でしたが、ようやく謎が解けた気がしました。父親への反発心&尊敬する気持ちと、もともとの育ち・気立ての良さがせめぎあって「親父(ぞんざいさ)」と「殿(敬い)」がくっついたのかなと。兄のことは「兄上」だから、もともとは「父上」呼びだったのでは。

リーガン家への協力要請を提案してくれるロドリグさん、ありがとうございます、ありがとうございます……でもグロンダーズ戦はあると思。なんでクロードと戦うんだろう。そして戦ったあとどうなるんだろう。
散策のときにみんなクロードのことをボロクソ言っていて、信用されてな~と笑ってしまいました。と同時に手の平返しが暗示されていて怖い。
まぁ彼にも夢があるから争いは仕方ないかもしれません。


怖いといえば、アネットさん。いい子だなーと思いつつ「ダスカーの悲劇」に関する言及がないところが怖いです。

直接の関係はないにせよ、父親失踪の原因でもあり、ディミトリ・フェリクス・イングリット・ドゥドゥーが大切な人をそれぞれ失くしている。
自分も一緒についていれば、と後悔する父親に「お父さんは一緒に行かなくてよかった」「無事でよかった」「でもそんなふうに思うのはお父さんにも殿下たちにも申し訳ない」「あたしって酷い」とか、そういった葛藤はないのかなと。
「ダスカーの悲劇」と父とのかかわりについて、彼女なりの考えや気持ちを述べることがあってもいいように思います。でも今のところ一切ないのが不思議だし怖い。

もし言及するとしたらディミトリとの支援Aでしょうか。
「あたしって酷い奴」なんてアネットさんが言ったら、ディミトリは秒で否定してくれそう。一緒にいた者はみんな亡くなってしまったけれど、おまえの父が、ギュスタヴが一緒でなくてよかった、無事でいてくれてよかった、とか。
ただディミトリに心の余裕がないと無理でしょうから、現時点では難しそう。それどころかアネットさんに「その通りだな」とかバズーカ撃ちそうです。たとえ思ってないことでも、今の雑草一本まで憎しミトリならただ傷つけるだめだけに頷きそう。まぁすべて妄想ですが。

ディミトリ、いったいどうやって持ち直すんでしょう。ストーリー的にも自軍の雰囲気的にもしんどいこと続きなので、グロンダーズ前後ではかすかでも希望が見たいです。