ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

【ファイアーエムブレム風花雪月】プレイ感想①金鹿学級の教師はじめました

www.nintendo.co.jp

フォドラと呼ばれる土地にある3つの勢力。千年以上の歴史を誇るアドアステア帝国、王政国家のファーガス神聖王国、有力貴族たちが取りまとめるレスター諸侯同盟。そんなフォドラ全土で信仰されるセイロス教には、騎士団を養成する士官学校が設けられていた。
各国から生徒が集まった学校で、教師をすることとなった主人公。教鞭をとるうちに大きな戦いへと巻き込まれていく話。


はじめました。ずっとやってみたかった『ファイアーエムブレム』シリーズ、これが初です。
「はじめました」とは言うものの、買ってから少し時間が経っています。かつ、あまりのおもしろさにハマりこんでしまい、ストーリーは12月に突入。ちなみに開始時は4月です。

傭兵やってた主人公(性別の選択、名付け可能)はあることがきっかけで士官学校の教師として強制連……ではなくスカウトされました。
あれよあれよという間に連れてこられた最初の感想はにゃんこ!

城内のそこら中ににゃんこ(ときどきわんこ)がいます。天国か?でもただいるだけで、こちらから働きかけることはできません。我求撫コマンド……。

開始早々に赤色の黒鷲学級、青色の青獅子学級、黄色の金鹿学級、3つの中から担当クラスを選べます。そして自分は金鹿学級を選びました。
なぜなら、序盤に赤・青の級長にグイグイこられて「え、怖……」となったから。いや黄色の級長も主人公のこと取り込む気満々でしたけど。
赤→青→黄の順で攻略するつもりが、黄→赤→青になりそうです。

以下、バトル、登場キャラクター、ストーリーの順で感想を綴っていきます。


●戦闘BGMがよすぎる
バトルはターン制で、マス目に区切られたフィールドを進軍させて敵を叩いたり投げたりちぎったりします。敵を全滅させれば勝利。ときどきそれ以外の勝利条件もありますが、まぁだいたい敵を屠れば勝ち。
最初は「とにかく進んで殴る」のみでした。ただ慣れてくると考えることが多い。このキャラは何マスまで進めるとか、別マスのキャラと連携できるとか、敵味方の武器の相性とか。考える要素がたくさんあってもう無限に楽しい。

あとシンプルにBGMがいいです。1回の戦闘時間がわりと長いので、バトル曲がいいと戦闘がはかどる。
すでに親の子守歌よりも同居人の鼻歌よりも聴きました。おかげでバトってないときまで頭の中で鳴ってます。


●うちの生徒に手を出すな!
登場キャラクター、主に担当クラスの生徒たちについて。
みんな少しずつ個性的でクセがあって、悩みや葛藤や課題もある様子。ただその人間くささが嫌にならない。むしろそのキャラを引き立ててくれる。人となりを知れば知るほど好きになります。
生徒同士も仲良くなると「支援情報」といって、ちょっとしたサイドストーリーが解放されます。このやりとりがまた可愛いし笑える。マジで好きじゃないキャラが一人もいません。
戦闘では「誰も死なせん!」と生徒絶対守るマンと化しているので、主人公を囮役にして敵陣に突っ込ませてます。すると敵から攻撃→回避→反撃して倒す をくり返してしまい、一人だけ馬鹿みたいにレベルが上がってしまいました。バカなのかもしれない(私が)。

こんなに可愛い生徒たちとの関わりが、あと2クラス分あるかと思うとマジで幸せしか感じません。
ただちょっと怖いのは、ひょっとして選ばなかったクラスと学校卒業後に戦争する羽目になるのではと。
初回はまだ別クラスを知らないからいいですけど、これ周回したらかつての教え子たちと戦わねばならんのでしょうか。地獄か?と今から慄いてます。


●よくわからない内状、敵状、ストーリー

タイトルの通りです。
全体的なストーリーのおもしろさはまだよくわかりません。そもそも何が起こっているのかがわからない。ただお偉いさんたちに言われるまま、あっちゃこっちゃ行って討伐しているだけです。

ただこれは「そういうゲームなのだ」という気がしてします。
そもそも担当可能なクラスが3つあって、周回することを前提にしています。だから1周目では何が起こっているかわからないように作られているのでは。
まずは1周して話の全体をつかんだら、担当クラスを変えていろんな人たちと親交を深める。そうするうち、少しずつ全貌が明らかになっていく。そんなふうに作られている気がしました。
実際、先述した「支援情報」で明かされる新情報もあります。また自軍所属キャラの特殊戦闘「外伝」では、ちょっとしたミニストーリーもありますし。
人と仲良くなればなるほどストーリーが見えてくるのかもしれません。

今のところ至極さらっと描かれていますけど、各国や各勢力でかなり複雑な様相を描いていそう。かなり細かな部分まで登場人物や関係の設定が練られている気がします。一通り終えたら解説本とか読みたい。
あと王子殿下や皇女様のいる赤・青学級では、水面下でかなり激しい情報戦がくり広げられていそう。金色学級だとあまり感じませんが。コワイ。

いろいろわからないことだらけですが、とりあえずみんなが知っていたり考えたりしていることを今すぐ共有なさいと声を大にして言いたい。みんな隠しすぎ。あとにおわせがひどい。
言いかけたら途中でやめないで!話に誰か割って入ってこないで!今大事な話してんだからと何度思ったことか。



最後に、各学級・級長の印象について。単なる感想と妄想です。

●黒鷲学級エーデルガルト

武器が斧。チュートリアル戦でエモノ振り回しているのを見てからというもの、彼女に何を言われても「……でも斧使いやんな」としか浮かばなくなりました。控えめにいって好きです。かっこいい。
なんとなく「最終的には私の横にいればよい」とかラオウみたいなこと言いそうだなと。覇王色が強い。

●青獅子学級ディミトリ

ザ・正統派イケメン。なのにしかめっ面の写真しか撮れませんでした。面目ない……。
礼儀正しく、賢く優しくまじめで誠実そう。ただ親しくなるとそのうち、なんかクッソ重いこと言ってきそうです。まだぜんぜん関わっていないので100%偏見ですが。

●金鹿学級クロード

人当たりはいいものの、飄々としていてつかみどころがなく何を考えているかイマイチわからない。ただ、こちらが腹を割って話したり誠実に対応したりすれば、ちゃんと応えてくれる気はします。
あと人を手の平で転がすように見えて、意外と振り回されるタイプかも?ラファエルと組むと純朴パワーに押し切られてIQ下がる感じが好きです。