ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

【AI:ソムニウムファイル】「貪婪」って読めますか?

AI: ソムニウム ファイル | スパイク・チュンソフト


僕は読めませんでした……。
 貪婪(どんらん):ひどく欲が深いこと。また、そのさま(goo国語辞書)
知らない言葉に出会えることもゲームや本の醍醐味だと思います。


ある夜、左目をくりぬかれた遺体が発見された。犯人は誰か、そして6年前に起きた連続殺人事件との関連はあるのか。警視庁所属の主人公が、現実での<捜査>と重要参考人の夢世界<ソムニウム>の探索をくり返しながら真相に迫っていくお話。

ずっとやりたかったゲームです。ニンテンドーオンラインショップで80%OFFのセールをしていたので購入。超嬉……! 
※セールは2022年8月18日まで
CEROレーティング「Z」なので18歳以上が対象

「アイ」がテーマのようで、失われた主人公の左目(eye)には高性能「AI」が搭載された「アイボゥ」が宿る、というアイ尽くしな内容。愛や哀もそのうちきっと出てくるのでしょう。
「あい」と読む漢字はいくつもありますが、自分は「穢」がいっとう好きです。どの字が好きかで簡単な性格類型できそうだな。

ストーリーは「4日目 奇怪kikAI」まで行きました。
すでに何人も登場人物が何人も出てきていて、事件もいくつか起こっています。そこそこ重要そうな話も語られたものの、何が起こっているのかはまったくわかりません。
このゲームは選択した行動によって話が変化するルート分岐形式を取っています。

もうすでに分岐しとる。おそらく、分岐を埋めていかないと全貌は見えないのでしょう。こうした手法は、同じスタッフさんが手がけた『極限脱出』シリーズでも取られていました。
『極限~』ではいったい何回騙されたことか……! 今作も疑心暗鬼になりながら進めています。

会話も捜査パートもほぼ一本道っぽいものの、問題なのがソムニウムパート。対象者のソムニウム(夢)世界に潜り込んで手がかりを得ていくというのが、どことなく映画『ザ・セル』ぽくてテンション上がります。
本当ならくまなく探索したいところですが、仕掛けられた3~4個のギミックを制限時間内に解除しなければなりません。手順をよく考えて効率よく、正しい選択肢を選んでいく。これがなかなか難しい!

上(↑)はなんで撮ったのかまったくわからない写真。
ほぅ……と感嘆したシーンはスクショしてますが、これなんで撮ったんだろう。取調べに録画制度を導入してる、とテンション上がったのかな。
実際はどうなのか気になり調べたところ、現時点でも録画制は導入されているんですね。それでもまだ限られた案件のみみたいですが。

www.nichibenren.or.jp
目的はぜんぜん違いますが、自分もふだん仕事で日に3~4件面談をしています。秘匿性の高い話が多いとはいえ、恩師からは「自分や他人の言ったことは必ず漏れるし、周りからも聞かれていると思え」と教わりました。
だから録画制度があっても困らないし、むしろ「言った言わない」がはっきりするから、自他を守ることにつながっていいと思うのですが。
取調べって、被疑者相手だと特に非協力的かつ話したがらない人が対象なわけで、口を割らせるのに高いスキルがいるはず。どうやっているのか気になる。今度調べてみよう。

『AI:ソムニウムファイル』はすでに続編が出ています。PV観たいけれど1のネタバレを踏みそうなので我慢。
ただパッケージからすでに読み取れることがあって、あわわわわ1どうなっちゃうのぉと震えてます。早くクリアしたいです。