ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

【ダンガンロンパ】世界観が超絶

なんとなく、すっごくやりたくなったので購入。
ロンパは1・2をプレイ済みです。3のみ未プレイ。3だけ買ってもよかったのですが、せっかくなので全盛りにしてみました。

このシリーズは絵柄はポップだしキャラクター同士の掛け合いはコミカル。一方でメインストーリーはなかなかシビアでシリアスなので、すごくギャップがあるなーと思います。そのギャップが魅力的。これでキャラクタービジュアルや物の造形がリアル寄りだったら、ここまでおもしろさを感じなかったかもしれません。
そして学級裁判まわりのシステムが、シリアスな内容とポップな造形の間をちょうど埋めてくれるというか。「閉鎖環境での殺し合い・騙し合い」という高ストレスを打ち壊してくれて爽快。
殺意高めの環境に置かれ、主人公は直接殺しこそしないものの言論で身を守り相手を殴る。その攻撃性の高さをシステムやカットインで表現されていると感じます。やられっぱなしじゃないんだぜ、みたいな。

1はとにかく、ストーリーとキャラクターが良かったです。一人ひとり内面がよく作り込まれていましたし、外見も奇抜過ぎず平凡過ぎずで絶妙な按配。
話全体もよくできていて、ストーリー・キャラクターともにバランスのとれた作品だと感じました。
章ごとでみると若干「?」な部分もありましたが、何が起こっているのか少しずつ明らかになるのが本当におもしろかった。見せ方というか、真相を小出しにするやり方もうまいなと。
ちなみに一番好きなのは大神さんです。あの人ちょうかっこいい……超高校級のかっこよさですよ。

2は1と比べると、ストーリー全体というより推理ものとして優れている気がします。
ある章は途中で真相に気が付いて「うわー! うわー!」と震えながらプレイしてました。「そういうことだったのか!」と気づいて背筋が凍った。
あの思い出が強烈です。もう一度、あのときと同じくらい「気づいてゾッと寒気がする」体験がしたい。実際に自分の手で作業する、ゲームだからこそ味わえたのだと思います。アニメだと「うわぁ~」感が薄かったかもしれません。

そしてV3。発表当初はやるつもりでしたが、PVを見ているうちに何か違うな~という気がしてけっきょく手を出しませんでした。
というのも「主人公と目されている女の子、1章の犯人or被害者だろうな(実は主人公じゃなかった)」と「『コロシアイ』というコンテンツと化しているんだろうな」と。なんとなくどんでん返しとびっくりポイントが推測できてしまった気がして、手を出す気になれませんでした
あの女の子(赤松さん)が1章の犯人or被害者というのは間違いないと思ってます。自分が制作者だったらそうする。彼女が最後まで主人公をはるイメージがまったくつきません。これで正真正銘の主人公だったらびっくりだな……。
そして「『コロシアイ』というコンテンツ」に関してはうまく説明できませんが「そういうショー」として成り立っているんじゃないかなぁと。イメージしているのは映画版『人狼ゲーム』。
参加者たちが納得の上なのか、それとも無理やりなのかは想像つきません。あとAmongUsみたいな電脳上での遊戯なのか、それともリアル殺戮なのかも。電脳上での遊戯&実際にはみんな死んでない、だと平和に終わって嬉しいですけど、そうは問屋が卸さないんだろうな……。

未プレイなのをいいことに、V3はいろいろ妄想しています。確かめるためにも早く進めたいけれど、1・2の細かなところを忘れているので順番に1から開始。
まだ1章の事件すら起きていないので、なんとか時間を捻出して進めていきます。