ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

【FE風花雪月】感想29(黒鷲):第1部11月~1月まで

黒鷲ルート、1月に入りました。
以下感想。11月と12月の出撃課題、また支援情報や外伝についてネタバレしてます。長いです。



12月女神の塔イベで、エーデルさんに何気なく「初恋は?」と訊き情緒めちゃくちゃにされました。

あ゛あ゛~~~ひ・ど・い!ひどすぎる!!!

たしかに質問するとき、ディミトリ(とはエーデルさんは気づいてない)とのエピソードを期待してました。ああ期待してたとも。黒鷲ルートにおけるディミトリ、空気もいいとこですし。
でもこんなにちょっとだけとは思わないじゃん……しかもこの「ちょっとさ」が未来に起こる悲劇をより悲惨にしているなと。もっと長いエピソードで語ってくれてたらあの第2部の悲劇も浮かばれるのに。よりにもよってたった2行で終わらせるなんて。

あまりのつらさにしばらくしょぼくれてました。その少し前にはヒューベルトがエーデル様セコムしてたり、武闘会と勘違いペトラさんがいたりしてすごく楽しかったのに。このゲーム、プレイヤーを一瞬で突き落としてくるんだもんな。こわ……。

ヒューベルトといえば、

この台詞の続きが気になる。「カスパルと踊ってもオケ」なのか「ぜひ私と踊ってください」なのか。どっちでしょう。
なんとなく後者な気はします。でもだとしたら、ヒューベルトはだいぶエーデルさんへの感情こじらせてやしないかと心配になる。思春期の娘を守るオトンみたいなムーブかましておきながら、一緒に踊りたがる(≒魅力的な異性として見ている)とか、どんな感情だったら両立するのかと。
将来、エーデルさんの結婚相手にすごいいびり方してきそうだな。小舅ベルト。

あと「5年後に再会」の提案をエーデルさん自らが言い出したのでビビリ散らかしました。え、あなたが仰るの……?と。

あとほんの数節後には、自分が死ぬか大修道院が落ちるか(どちらかというと後者にするつもり)だとわかっているはずでは……?何考えてるんです?
ヒューベルトはこの提案を知ってたのか気になりましたが、特に目立った反応もなく。知っていたのか寝耳に水だったのか、わかりません。
このときの主従が何考えてたのでしょう。わからなすぎて不穏です。
というか舞踏会イベント全体的に不穏すぎる。金鹿のときはひたすらキャッキャしてた覚えしかないのに。


話は遡って、11月のルミール村戦。
おとっつぁんの「おまえのそんな顔が見られるなら、大修道院に来たことも、良かったのかもしれん」という言葉が沁みました。サイドストーリーやったあとだとなおさら。
シトリーさんと出会い、失い、引き換えに子を得て出ていった大修道院。いったいどんな気持ちで戻ってきたのか。
きっと街のあちこちにシトリーさんとの思い出があるはず。墓参りなんてしちゃった日には「俺たちの子がこんなに大きく……」とかって泣くしかないだろ。静かな夜に一人酒飲んでたら、感慨深くなってますます泣いちゃうのでは。中年すぎると涙もろくなるので。

なんて妄想しながらおとっつぁんと主人公の会話を眺めてました。
あと話は変わりますが、出撃後の炎帝の誘いでルート分岐すると思ってました。が「手を組む」選んでも特に何もおこらず。
もしルミール村で分岐するなら、炎帝と組むことでおとっつぁんを助けることができるかもと考えてました。ジェラルトさんは生き残るが、王国・同盟領・大修道院組がことごとく死んでまうとか。
でもけっきょくおとっつぁんはどのルートでも途中退場するんですね。悲しい……。
それにしてもあの手を組むか否かの選択肢、けっきょくなんだったんでしょう。のちのち何かに効いてくるとかだったら嫌だな。

そういえば、出撃時にジェラルトさんのステータスを見てみました。今までじっくり眺めたことなかったなぁと。

まさかのセイロスの紋章持ちでビックリ。しかも小紋章でなくおそらく大紋章。エーデルさんだって小紋章なのに。
てことは帝国の出身なのでしょうか。あるいはシトリーさん関係の何かなのか。
そういえば、おとっつぁんの出身に関する話はまだ出てきていない気がします。どこの生まれでどういう風に育って、なぜ騎士団にいたかとか。改めて考えると謎多き人ですね。


そんなおとっつぁんとも12月の出撃でお別れし、今は1月。

うわぁ~めちゃめちゃ試されてる~期待されてる~と感じました。本当に共に歩める相手か見定められているし、できれば歩みたいと願われている。そのことがビシバシ伝わってきます。
こりゃあ応えないわけにはいかんなぁとニチャリとしましたが、実際に自分の身に起こったことだったらまず無理でした。もうちょっとそっとしといてほしいし、鼓舞するにしてもクロードみたいに言ってほしい。
エーデルさんの言葉で立ち上がれた主人公、心身ともにゴリラですね。メンタルゴリラ。

そう思うとともに、エーデルさんの言葉で青獅子ルートの2国会談を思い出しました。

彼女のこの台詞は「お膳立てされても自力で進めない人はそれまでのこと」と解釈してました。
ただより正確には「私と一緒に歩みましょう」ってことなのかも。「私もあなたも弱く、どうにもならない困難に襲われる。でも共に進みましょう」という願いだったのかもしれません。


メインストーリーから離れたところでは、フェリクス外伝で「ロドリグさんが生ぎでるう゛ぅぅ!」となったり、アッシュ・カトリーヌ外伝でロナート卿に思いを馳せたりしてました。けっきょく「ロナート様がなぜ今になって挙兵したのか」ははっきりしないままだなと。

支援情報では、エーデル/マヌエラCとヒューベルト/ハンネマンCに沸きました。
「主の存在は、あたくしの心の支えよ。けれど、あたくしの体を支えるのは、あたくし自身でしょ?」ってマヌエラ先生かっけぇー!!
女神ギライ(?)なエーデルさんに、マヌエラ先生の思想はどんな影響をもたらすのか。続きが気になって仕方ありません。

ネマン先生とヒューベルトでは、ヒュー父の話が聞けて興味深かったです。
3月にヒュー父が暗殺されたことから、ヒューは父親と仲良くないんだろうなとは思ってました。そのことが裏付けされたというか、想像以上だった。ネマン先生も「腐っても」とか言うなよ~正直か。
1000年以上も皇帝一族を支えてきたベストラ家なのに、なぜヒュー父は皇帝を裏切る真似をしたのか。なんとなく、ヒュー父にもやむにやまれぬ事情や信念があった気がしています。というかあってほしい。
「宰相と協力し」ってことは、アランデル公と結託してたんでしょうけど公はいつから中身タレスなんでしょう。そもそも公の中身はタレスなのか。
そこからしてまだ謎ですが、タレスだと仮定して。

公、中身が入れ替わるまでは普通に姪思いの優しい人だと思ってました。が、青獅子から今までの情報をまとめると、そうでもない感じ。
以前は、セイロスから与えられた帝国の存続と繁栄しか考えてなかったし、今は逆に「女神に連なる者ども抹殺!」しか考えていない気がします。ただベクトルが違うだけで、どちらにせよ狂信者な強火勢だったのでは。


支援情報はすでに上げられるところまで上げきっているため、ストーリーを追う以外の楽しみがありません。
早く2月に入りたい!出撃課題をこなしたい!!そこから物語が大きく動き出すのでしょう。こっちは炎帝の正体を知っておりモダモダするので、早く明かされて楽になりたいです。