ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

【G.I.ジョー バック2リベンジ】生涯のベスト10に入れたい作品

世界各国から集められたエキスパートによる、混成部隊G.I.ジョー。とある作戦後に、敵集団「コブラ」の策略によって部隊は壊滅され、さらに収監されていた「コブラ」のバが脱獄してしまう。
生き残ったロードブロック、レディJ、フリント、ストームシャドーが新たな仲間とともに戦う話。


明るい映画が観たくて選びました第2弾。上映当時、映画館にも行っているしBlu-rayも持っています。もう何度も観ている、けれど何度だっておもしろい!

今作は「G.I.ジョー」シリーズの第2弾にあたります。前作を観ていた方がより楽しめることはたしか。しかし本編前に補足説明が入るので、2だけ観ても問題ない作りになっています。実際、自分は2→1の順番で観ました。
ナンバリングはされているものの、1と2は別ものと思っておいた方がいいかもしれません。なにせ登場人物が入れ替わるし、作風もまったく異なるので。

とにかく2が好きです。バトル、ストーリー、登場人物とどれをとっても文句のつけようがありません。
バトルはシチュエーション豊かで、テロリストのアジトや刑務所、雪山、パーティ会場などいろんな場所で戦います。環境だけでなく、戦い方もドンパチ一択ではないところがまたよい。単調にならず飽きません。
序盤から戦闘シーンが続きますがテンポよく、ストーリーもシリアスとコメディの配分が絶妙で心地よい。重すぎず軽快すぎず、さらに複雑な内容すぎず。よく練られている部分とわかりやすさ重視のところとがあって、バランスがちょうどよいです。

そして登場人物がみんな魅力的。
ロードブロック、レディJ、フリントといったG.I.ジョーの面々はもちろん、ジンクス、スネークアイズ、ストームシャドーの忍者組にときめきが隠せません。
スネークアイズとストームシャドーが敵対しているときは何も思わなかったのに、間にジンクスが入ったことで尊みを感じるようになりました。ジンクスがスネークEと信頼し合っている様子もよいし、ひそかにストームSを心配していそうなのもよい。
愛憎渦巻く感じがたまりません。小さいころから仲良かったのかとか、どんなやりとりしてたのかとか想像していると日が暮れます。
忍者組はソロでもトリプルでも味わい深いと思います。またバトルシーンもそれぞれ格好いい。銃弾が飛び交ってる中、彼ら剣で戦う(銃器も扱いますが)んだぜ?クレイジーすぎる。
欲を言えば、本編でストームSとジンクスのやりとりがもう少し観たかったなと思いました。

シリーズ3作目として『G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ』がすでに公開されています。正式な「3」というよりストームシャドーに焦点を当てたスピンオフという感じでしょうか。

できればロードブロックやジョー司令官が出てくる続編が観たい。ですが、ジョー司令官役のブルース・ウィルス氏が俳優業を引退されています。なのでこの先、全員揃うことはもうないんだなと思うとやや残念。
他のメンバはなるべく続投で、いつか次作が作られることを願います。