ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

【FE風花雪月】感想33(黒鷲):渡る世間に鬼はいたりいなかったり

黒鷲ルート、2月・3月の進軍を終え4月に入りました。また主要メンバの支援情報をすべて解放。やりきりました……!
以下ネタバレしてます。4月散策までの内容と支援情報について。



黒鷲ルートのアヤシイ人々。

①なぜか金鹿の教室に佇み、流れるようにクロードを褒めちぎるベストラ候

②誰かさんをロックオンしている国王

③すげーいい顔で「おまえに殺されたい」言うてくる元同僚(兼・元教え子の弟)

④で「口を開けば『お母様……』と呟く大司教」も入れようかと思いましたがシャレにならんのでやめました。なんだかみんな狂っていきますね(他人事)


本編については、2月の修道院戦でセテス・フレン親子が死ななくて本っっっ当によかったです。胸を撫でおろしました。
だって進軍前に「お前に何かあれば、私は生きていけない」とか仰るから。いったいどんだけひどい最期を迎えるのかと相当ハラハラしました。

とれる方法は、2人とも討つか2人とも逃がすか、どちらかに1つ。片方だけ討ったら生き残った方がディミトリになるので、頼む、それだけは勘弁してくれ……!と祈ってました。
本当に逃げてくれてよかったです。ただセテスさん、最後まで獣化しなかったことが気がかり。彼はひょっとして獣にはなれない……?

セテス・フレン親子が生き残ってくれた代わり、カトリヌさんツィリル君の助命は諦めました。
2人とも、今のレアさんに思うところはきっとあるでしょう。セテスさんも脱退してしまったならなおさら。けれどレアさんの傍を離れるという選択肢は無いと思います。

なんて思いながら3月を迎えたら、次はロドリグ・コルネリア率いるアリアンロッドを攻略すると言われ天を仰ぎました。
ロドリグさん討つとか聞いてない。マジかよ。

コルネリアさんだけ討てば進軍終わらないかな~なんて思いましたが甘かった。フェリクスと接敵した親父殿、「おまえはここで死んでおけ」みたいなこと言い出し文字通り息子を消し炭にしたので、盾の名は伊達じゃないと痛感。
あとグェンダルさんにユーリスを接敵させたら会話がありました。なんで?とめちゃめちゃ驚いたものの、考えてみればユーリスは元ローベ家の人ですね。

グェンダルさん、どのルートでも助からないのが切ないです。いい人っぽいのに……ローベ家がもっと早く帝国に寝返っていれば。
今ルートではローベ家の他の人たちも死滅してしまいました。かの家は本当に不思議です。帝国へ寝返ったと思ったら、実はもともと帝国貴族だったそうで。ユーリスを士官学校に送ったことといい、何を考えていたのか気になる。なんとなく、動き方からして「闇うご」の息がかかってる気はしますが。

あとは、ハピ・コルネリアが顔見知りだったこととか。
黒鷲ルートはこういう小話が多い気がします。裏設定といえばいいのでしょうか。そんな設定があったのか~と驚くこともあれば、この話はどこにつながるんだろうと困惑することも。
ハピ・コルネリアのつながりはどちらかというと後者です。コルネリアさんとハピの出身地が何か接点あるのか。


3月進軍後の話でもいろいろビビることがありました。
まずディミトリ。「たとえ私が倒れてもブレーダットの血は続くのですから」ってどゆこと!!?子供いるんか!!!??と大混乱。

冷静に考えれば、叔父をはじめとする親戚がいるから大丈夫ってことかと。
ただこのやりとりしているレアさんと、なんだかただならぬ雰囲気だったのでデキてるのかな……とか。あるいはレアさんと手を組んでよからぬ技に手を出したのかとか。秒でいろんなことが頭を駆け抜けました。
前から薄々思ってましたが、レアさんとディミトリは相性よさそうですね……ある対象への思いの向け方、情熱のかけ方がそっくり。
すぐ近くに自分を理解してくれて、同じような熱を宿している人がいるから、ディミトリは表面上は穏やかなのかな~とか思いました。中身は相当グラついてそうですが。

エーデルさんが、光の杭を教団の仕業にしようとしてることにも驚きました。
アランデル公がやったと正直に言ったところで、「なぜ」「どうやって」を説明するのが大変なのはわかる。ただせめて仲間たちにはちゃんと伝えておいた方がいいんじゃないの、とちょっと心配してました。このことが綻びとなって、みんなと仲違いしやしないかと。
しかし散策時のフェルディナントの言葉で考えを改めました。

少なくともフェルディナントは、エーデルさんが真実を告げていないとわかった上で、それでも味方でいようとしている。彼の台詞でそのことがわかりました。
なら他のメンバもきっと(エーデルさんの嘘に気づいても)事情を慮ってくれるはず。だからまぁ大丈夫かなと思い直しました。


最後に小ネタ。落とし物「砂糖菓子の詰まった瓶」をリシテアさんのだと思ったらリッツァ先生のものだった件について。瓶を、落とすな!(白目)
その一方で、ひょっとしたら戦場でもお菓子ぽろぽろ落としてるのかな~と想像したらなんだか笑えてきました。

戦場でお菓子を落としまくる死神騎士。周りの人たちはいったいどんな反応するんでしょう。
「落としましたよ」なんてきっと言えない。ただ「甘いものが好きなんだな」「あの見た目で……」「そういや元生徒の女性と食堂でよく一緒に甘味食べてるな」「猫にもよく近寄ってるな」「好きなのかな……」と、つつましやかに噂だけが広がっていきそう。


金鹿では「闇うご」の話、青獅子ではエーデルさんとディミトリのなれそめが語られました。2ルートに比べると、ストーリーの大きな動きがほとんどない黒鷲ルート。ちょっとした小話・設定と、仲間たちの掛け合いで魅せてくる印象(ただ「エーデルガルト自身が戦いの仕掛け人だった」ことが、目玉といえばそうかも)。

シナリオはどうも4月で終わる様子。支援情報は解放しきったので、とっとと進軍してきます。
果たしてディミトリ・レアさんと戦って終わるのか、「闇うご」はどうなるのか、パトリシア様の話は!?などなど気になることばかり。どうなるのか。