ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

【FE風花雪月】青獅子3周目プレイ感想⑱何も言えねぇ

物語は12月下旬になりました。課題出撃、一歩手前です。自分はタイトル通り、灰になる目前です。

何も言えねぇといいつつディミトリについて綴ります。あとアビス組についても少しだけ。ネタバレあります




12月舞踏会でディミトリから話を聞きました。つらい。ヒジョーにつらい
あらためてこのゲーム、慈悲などないということを痛感しました。ちょっともうつらい以外の言葉が出てきません。

ディミトリにとってエーデルさんは「義理の姉」という一言では言い表せない人なのでしょう。小さい頃の友人で、ひょっとしたら恋心も含んだ甘酸っぱい思い出とともにある人。かつ義理姉で、今もなお気がかりな人。
仲良くなりたいとかよりも、彼女の健康と幸せを願ってやまないのでは。そんな相手が炎帝だもんなぁ。

その「駆除すべき獣」がエーデルさんよ……とこの台詞聞いたときもだいぶ言葉を失いましたけど。彼らのなれそめを聞いた今はしんどさ倍増です。

そりゃあエーデルさんが敵だと知ったらバグるよなぁ。ディミトリ、「君との戦いは気が滅入る」って言っていたのに。
「仇を討つべし」という生きる目的と「エーデルガルトと戦いたくない」という願いが衝突しあってセカンドインパクトを起こした結果が3月以降のディミトリなんだと思いました。マジで気の毒な人だ……。なまじ真面目な分、ショックも大きそう。

ディミトリの周りを陽の気で埋め尽くしたい。ラファエルとカスパルとアネットさん、アロイスさんで取り囲んでマイムマイムとか踊ったら元気にならないかな。
あとフェルディナントとローレンツ、コンスさんの貴族トリオに何かを注入されるとか。そうしたら「我が名はッ、ディミトリ=アレクサンドル=ブレーダットッ!!」と高らかに笑いながら戦場を馬パカラッしないか。
すっごく見てみたいですけど、ドゥドゥーが涙目になりそうだなと思いました。


12月ショックのみならず、11月ルミール村も相当だったと思います。

鏖殺じゃ撫で斬りじゃと宣う殿下。今ならわかる。11月以降のシナリオはディミトリのためにあると。
上のシーン、ドゥドゥーがうっすら微笑んでるっぽいのがさらに恐怖を増します。お任せください殿下、貴方の剣であるこの俺がその願い叶えましょうってことなのか。こわい。


この(↑)シーンも怖かった。だいぶ不穏なアングルかつ台詞。
キ●タクだったら「ちょ、待てよ」と引き留めてましたけどあいにく主人公はキ●タクじゃなかった……。主人公キ●タクだったらよかったのに、と頭抱える羽目になると思わなんだ。


気を取り直してやや現実逃避。ちっちゃいころの2人がかわいいです。

エーデルさん、元の髪は栗色か~。ディミトリは女の子と見まごう愛らしさ。ですが、ちゃんと男の子って感じもしてやはりキャラデザがすばらしい。

あとディミトリの台詞で、フェリクス・シルヴァンのエンディングの意味が少しわかった気がしました。

突然剣を送るなんてフェリクスどうしたんだろう……と謎だったので、ディミトリの解説で納得。
形見分けとか、剣=心はいつも傍にってことかとか、穏やかならぬ想像ばかりしてました。もう少し前向きな理由でよかった。しかしやっていることが揶揄した猪王子と一緒。それでいいのかフェリクス。


シナリオ的に仕方ないものの、ファーガス組は若干薄暗いんですよね。その筆頭はもちろんディミトリ。

金鹿組のときはもっとカジュアルに「わ~い同窓会~」とキャッキャしてたのに。この王子、討ち死にすることも視野に入れていらっしゃる……と戦慄。
命捨てがまるは今じゃないぞ!しっかりしろ!と檄を飛ばしつつ。みんなと交わした約束が、彼の狂化を止めてくれるといいです。
ここから先はもうつらいことしか起きないので、ディミトリの支えが少しでも増えることを願うばかり。

女神の塔イベントで「神は人を救わない」みたいなことを言っていて、こんなところでいい度胸をしているなと思いました。
すべて自分の手でどうにかせねばと思っていた中、言葉どおりIN女神している主人公が現れたらディミトリはどう感じるのだろうかと。クロードからも「あなたの存在は俺にとって奇跡みたいなもん」とか言われましたし。ディミトリも同じように、人智を越えた何かを感じるのでしょうか。それで少し理性を保てたりするのか。


最後にアビス組について。コンスタンツェ&ユーリスの外伝を見ました。

また1つ謎が増えたんですが。ユーリスさん何者なの。ゲルズ公にすごく丁寧な口調で話しかけてましたし、元は貴族なのかな~という印象。少なくともきちんとした教育を受けているのでは。

灰狼組もスカウトしたいので、今ルートが終わったらサイドストーリーも頑張ろうかと思います。