ほねぐみ

本、映画、ゲームの感想など徒然

【AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ】感想② やりやすくなっている捜査&探索パートと謎めくストーリー


ズギャァァァァン! と効果音を付けたくなる龍木カット。ということでなんやかんやあって龍木編をクリアしました。

前回の「感想①」で捜査パートとソムニウムパートの操作感が変わっていないと書きましたが、間違いです。
基本操作は変わっていないものの、やはりバージョンアップされていることが発覚。なので両パートの操作感およびストーリーについて改めて綴ります。


まずソムニウムパートについて。
前作ではとにかく調べられるもの・取れる行動の総当たり戦で「正しい組み合わせと手順を見つけろ!」という感じでした。ヒントもまぁないこともないけれども、手探り感の方が強かったです。
それが今作はヒントが提示されるため、次にどこで・何をするかがなんとなくわかるようになりました。これがすごく良い。ベリ・ベリ・グッド。親切設計。
その代わり(?)、マップを開いてもどこに・何があるかは調べるまでわからない作りになりました。マップ上には「ここに何かある」というアイコンのみで、名称は表示されず「?」のままです。オーマイガッ。


そして捜査パート。従来通りの部屋の探索もありつつ、今作は「拡張視覚パート」というものが導入されました。
VR空間として再構築された事件現場を、自由に歩き回ることができます。X線透過や熱量調査もボタン一つでお手の物だぜ!
これが、とても、楽しい!!
楽しいですが、ソムニウム探索に比べると調べること・検証することは少なくあっさりめ。もっと捜査させてくれーオロローンと遠吠えしたい。
しかしソムニウムパートに力が入っているのは当然ですよね。なんてったってゲームタイトルが『ソムニウムファイル』ですし。


最後に、ストーリーについて。龍木君がトチ狂うたび連写する勢いでスクショしてます。なのでフォルダ整理が大変。
龍木君、下の名前「来斗(くるうと)」っていうんですね。普通に「くると」だと思ってました。まるで狂うことが宿命づけられているかのような名前。
「名前」はけっこうキーワードになるのかなと前作から考えてます。主人公たちでいえば、伊達=独眼竜=龍=龍木になるし、龍≒蛇とするなら「みずき」は「みずち」からきているのかなとか。
こうしたつながりがストーリーの謎を解く手がかりになるのかは謎ですが。ただあれこれ想像するのが楽しい。

あと楽しいといえばニルヴァーナ構想! シミュレーション仮説×仏教(なのか?)がめちゃめちゃおもしろいです。
ただこの話が出てきたおかげで、最初に立てていた「この世界が現実ではない」仮説はなくなったな、とも。
今は「実はぜんぶフィクション」説を立てています。『ソムニウムファイル』の世界は真実ゲームかなにかで、そのことに気づいた一部の登場人物たちが物語を覆そうとしているのではないか、とか。
あと実は、前作と今作のつながりはまったくないような気もしています。事件だけでなく登場人物の設定とか起こった出来事とか。時系列的には今作は前作よりあとなので、登場人物は前作の出来事を下敷きにしているはず。でもそう見えるだけで、前作と今作はプッツリ途切れているのかななんて想像してました。
どうしよう、いきなり「画面の向こうの<あなた>に言ってるんですよ」とか言われたら。こわすぎる。まぁ妄想です。

まだ何が起こっているのかぜんぜんわかりませんが、とりあえず登場人物全員に必要なものがなんなのかカンペキに理解しました。
それは 報・連・相 と 連・携・プレー です。なんでみんな一人で抱え込んで一人で突っ込んでいくの?
報連相と連携プレー、可及的速やかに導入しましょう。いいですね?

(ニコッ☆)


以下は変顔集? です。



本当はもう少しあったものの、フォルダ整理のときにうっかり消してしまいました。無念。
伊達さん、前作だってそんな顔したことなかったやん…なかったよね……?
前作の主人公・伊達さんを、別の人の視点から眺めるのがすごく新鮮です。かつすげぇ胡散臭いなとしみじみ。

次はおそらくみずき編。龍木&みずきの視点が揃うとどうなるのか。ワーとかギャーとか悲鳴を上げることになるのかなぁとドキドキ(ワクワク)しつつ、元気に探索してきます。